た行の作品一覧

太陽と踊らせて

bornbaleario

製作・監督:リリー・リナエ
主な登場人物:ジョン・サ・トリンサ/ケニス・バーガー/クリス・ココ/アンディ・ウィルソン/ベランジ/ヒデヨ・ブラックムーン

2020年/米国+日本/カラー/71分/日本語字幕付き/英語・スペイン語・日本語・フランス語

77,000円(税込)

おじさんディスクジョッキー、ジョン・サ・トリンサの自由な暮らしと音楽
地中海に浮かぶ世界遺産イビサ島。DJジョン・サ・トリンサの日々を、息をのむような映像と身も心も委ねてしまいたくなるリズムで描き出す。
◉DJジョン・サ・トリンサ:1987年ロンドンでDJキャリアをスタート、1994年イビサ島へ移住。
◉リリー・リナエ監督:台湾人の両親の許、新宿歌舞伎町で育つ。
ジョン・サ・トリンサの音楽に衝撃を受け初監督作として本作を手掛けた。

旅するパオジャンフー

1995年/日本/カラー/95分 ¥70,000(税別)
監督:柳町光男 
撮影:田村正毅
音楽:清水靖晃
ヴェネツィア国際映画祭正式出品“イメージの窓”正式招待
台湾金馬奨映画祭 正式招待
ウィーン映画祭 正式招待

職業として文化としてやがては消えていく運命にあるが、不思議な活力に溢れるパオジャンフー(台湾の香具師(やし)のこと)。彼らに魅せられた柳町監督が、独特の視点でつくった貴重なドキュメンタリーである。柳町監督は台湾に渡り 30時間にも及ぶフィルムを回して本作を完成させた。撮影は小川プロ作品で世界的にその名を知られる田村正穀。

第七の封印

1957年/スウェーデン/モノクロ/97分
監督・脚本:イングマール・ベルイマン
出演:マックス・フォン・シドー グンナール・ビョルンストランド ニルス・ポッペ ビビ・アンデショーン
第10回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞
人生の意味を探る哲学的寓話。ペストが蔓延し世界の終末に怯える中世ヨーロッパで、十字軍の遠征から帰途についた騎士が、彼を追う死神に命賭けのチェスの勝負を挑む。ラストの“死の舞踏 ”をはじめ名場面の連続で後世に多大な影響を与えた傑作。ウディ・アレンは「最も好きで、最も影響を受けた映画」と語っている。

ダブルシフト〜パパの子育て奮闘記〜 

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【北欧発イクメン映画の決定版!】
監督 マリア・エッセーン
2005年/スウェーデン/カラー/日本語字幕付/89分 ¥70,000(税別)
テレビで天気予報を担当しているエマと、タクシー運転手のヨーナスは一緒に暮らしている。二人の間にできた赤ちゃんを、8カ月間、面倒をみていたエマが、仕事に復帰。育児をバトンタッチされて戸惑うヨーナス。育児休暇を楽しむ別のパパ、ヨッケに「男の方が育児に向いている」と諭されてもヨーナスは育児を楽しめない。子どもが言葉を覚え、歩き始めるに従い、育児の喜びを知り始めるが…。今の日本より、遥かに進んだ子育てへの考え方に感服!

●8月3日(水)厚生労働省で開催された「育児参加について考えるセミナー~男性・女性それぞれの視点から~」にて上映されました。

だれのものでもないチェレ

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1976年/ハンガリー/カラー/日本語字幕付/89分 ¥30,000(税別)
監督:ラースロー・ラノーディ 
原作:ジグモンド・モーリツ 
出演:ジュジャ・ツィノコッツィシャンドル・ホルヴァート 
ハンガリー映画批評家賞
カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭 監督賞

孤児のチェレは、国からの養育費目当ての農家に引き取られたが、服も着せてもらえず、学校にも通わせてもらえず、ただ牛の番をするだけで酷い虐待を受ける日々。とうとうチェレは家出をするが、孤児院に収容され、再び非情な養親に引き取られてしまう。養家で使用人として働く老人と共に、馬小屋で暮らすようになったチェレは、老人の優しさに触れ、初めて人との心の交流を知る。だが、チェレにはさらに過酷な運命が待ち受けていた…。ハンガリーでは400万人以上が見たと言われる国民的映画!

地の群れ

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1970年/日本/モノクロ/127分 ¥70,000(税別)
監督:熊井啓 
脚本:井上光晴 熊井啓 
製作:大塚和 高島幸夫 
音楽:松村禎三 
原作:井上光晴 
出演:鈴木瑞穂 松本典子 寺田誠 紀比呂子 奈良岡朋子 佐野浅夫 北林谷栄 宇野重吉 
在日朝鮮人の少女を妊娠させた宇南は、少女の姉宰子にその責任を追及されたが否定し、炭坑を去った。時が経ち、医者となった宇南は佐世保で診療所を開いていた。その患者の一人に明らかに原爆病と思われる少女がいたが、少女の母は、差別を恐れて頑なに自分は被爆していないと言う。一方、宇南も爆心地で父を探し回ったため、自分も被爆者ではないかという不安を抱いていた。ある日、被差別部落に住む徳子が診察所に「強姦の証明書を書いてほしい」とやってきた。それがきっかけとなり、宇南自らの黒い過去が脳裏に甦る。さらには二つの集落の間で長年くすぶっていた怨念と憎悪が炎上し、思わぬ悲劇へと向かっていく…。軍港がある佐世保を舞台に、被爆者、被差別集落、在日朝鮮人、米軍基地といった切実な問題を通して、「差別の重層性」を鋭くえぐる重厚な傑作。

地平線のキックオフ

2013年/スイス=エチオピア/カラー/日本語字幕版・吹替版/92分 ¥70,000(税別)
監督:ステファン・イェーガー
京都国際子ども映画祭 グランプリ
ドバイ子ども国際映画祭 観客賞
クーリブカ・アフリカ映画祭 特別パフォーマンス賞
こども国際映画祭in沖縄 上映作品

メッシに憧れる 12歳のストリートキッズ、アドマス。「美しい地平線」という意味だ。アドマスの住む町にサッカー業界の大物フランツがやってきた!アドマスは彼に近づこうと目論む──。富と貧困、権威と無名、対極にいる二人が、反撥し合い、時に助け合いやがて心を開くとき、それは自分自身の姿に気がついたときだった。

沈黙

DVD『沈黙』表1

1963年製作/スウェーデン/モノクロ/96分

監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
音楽:J・S・バッハ

出演:イングリット・チューリン/グンネル・リンドブロム

70,000円(税別)

翻訳家の姉と奔放な妹、妹のひとり息子の三人が列車で帰国する帰途、姉が発作を起こす―。『鏡の中にある如く』『冬の光』に続くベルイマン<神の沈黙>の完結編。センセーショナルな描写が各国で物議を醸し、映画史上で最も多くの批評・分析されたと言われる問題作。

天国へのシュート

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2004年/オランダ/カラー/字幕版・吹替版/90分 ¥50,000(税別)
監督:ヨラム・ルーセン
脚本:フランク・ケテラー
撮影:レムコ・パッカー
出演:ヤンニック・ヴァン・デ・ヴェルデ トーマス・アクダ ウェンディ・ヴァン・ディーク
オランダ・アカデミー賞 金の映画賞
シカゴ子供映画祭 観客賞
キンダー・フィルム・フェスティバル 東京グランプリ 他多数受賞

プロのサッカー選手になることを夢見る12歳の少年レムコは、同じようにプロを目指していた父エリックの突然の死に呆然自失、もはやプレーできないほどだった。だがある日亡くなったはずの父が現れる…。それはレムコにだけ見える父の姿だった。

Devotion 小川伸介と生きた人々

2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭特別招待作品

監督:バーバラ・ハマー  
主な登場人物:大島渚 土本典昭 原一男 黒木和雄

2000年/日米共同製作/カラー&モノクロ/82分

¥77,000(税込)

国内外で注目され、ドキュメンタリー映画史に大きな足跡を残した小川紳介監督(1935年~ 1992年)率いる小川プロダクション。成田闘争の記録に始まり、山形に拠点を移して現地の農民と暮らしを共にしながら、スタッフが起居を共にしながら、定点観測的にドキュメンタリー映画を製作。本作の監督バーバラ・ハマー(1939年~ 2019年)は、審査員長として参加した、山形国際ドキュメンタリー映画祭95で、初めて、小川プロダクションの活動を知り、翌年再来日して、本作を完成させた。小川監督と共に映画製作に携わったメンバーへの取材により、あぶりだされるものとは…。

トムとトーマス

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2003年/イギリス=オランダ/カラー/110分 ¥40,000(税別)
シカゴ国際子供映画祭 子供審査員賞
お互いを知らずに育った双子のトムとトーマスは、9歳の誕生日に遂に出会い、二度と離れないと誓うが…。クリスマスのロンドンを舞台に繰り広げられる冒険ストーリー。

どっこい!人間節 寿・自由労働者の街

dokkoi_ningenbushi スイス・ニヨン国際記録映画祭銀賞
1975年/日本/モノクロ/121分
¥70,000(税別)

東京の山谷、大阪の釜ヶ崎と並ぶ、日本最大ドヤ街である横浜・寿町に流れ着き、生を営む労働者たちの姿…。