ベルイマン監督(DVD販売)

鏡の中の女

DVD『鏡の中の女』表1

1976年製作/スウェーデン/カラー/137分

監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
音楽:J・S・バッハ

70,000円(税別)

第34回ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞
第49回アカデミー賞監督賞・主演女優賞ノミネート

女性精神科医のイェニーは、強姦未遂の被害者である患者のマリヤに回復の見込みがないことに無力を抱いていた。マリヤはやがて精神のバランスを崩してゆく―。緊張感溢れる力作。

沈黙

DVD『沈黙』表1

1963年製作/スウェーデン/モノクロ/96分

監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
音楽:J・S・バッハ

出演:イングリット・チューリン/グンネル・リンドブロム

70,000円(税別)

翻訳家の姉と奔放な妹、妹のひとり息子の三人が列車で帰国する帰途、姉が発作を起こす―。『鏡の中にある如く』『冬の光』に続くベルイマン<神の沈黙>の完結編。センセーショナルな描写が各国で物議を醸し、映画史上で最も多くの批評・分析されたと言われる問題作。

鏡の中にある如く

DVD『鏡の中にある如く』表1

1961年製作/スウェーデン/モノクロ/89分

監督・脚本:イングマール・ベルイマン
撮影:スヴェン・ニクヴィスト
音楽:J・S・バッハ

出演:ビルギッタ・ヴァルベルイ/ハリエット・アンデルセン/マックス・フォン・シド-

70,000円(税別)

第34回アカデミー賞最優秀外国語映画賞/第12回ベルリン国際映画祭国際カトリック映画事務局賞

作家の父と、娘と息子、医者である娘婿の四人が孤島で短い夏を過ごす。それぞれの苦悩との格闘。ベルイマン<神の沈黙>三部作の第一作。

野いちご

1957年/スウェーデン/モノクロ/91分
監督・脚本:イングマール・ベルイマン
出演:ビクトル・シューストレム グンナール・ビョルンストランド イングリッド・チューリン ビビ・アンデショーン
第8回ベルリン国際映画祭 金熊賞
1958年ヴェネツィア国際映画祭 イタリア批評家賞
1959年ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞
1959年アカデミー賞脚本賞 ノミネート
1962年度キネマ旬報外国語映画ベストテン 第1位

アンドレイ・タルコフスキーがオールタイム・ベストに挙げた、人生の豊かさとやさしさに満ちあふれた一本。人生の終わりにさしかかって旅をする老医師の一日を通じて、人間の老いや死、家族をテーマに、夢や追想を織り交ぜて描き、青春時代の失恋の思い出を野いちごに託した叙情的な一編。

第七の封印

1957年/スウェーデン/モノクロ/97分
監督・脚本:イングマール・ベルイマン
出演:マックス・フォン・シドー グンナール・ビョルンストランド ニルス・ポッペ ビビ・アンデショーン
第10回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞
人生の意味を探る哲学的寓話。ペストが蔓延し世界の終末に怯える中世ヨーロッパで、十字軍の遠征から帰途についた騎士が、彼を追う死神に命賭けのチェスの勝負を挑む。ラストの“死の舞踏 ”をはじめ名場面の連続で後世に多大な影響を与えた傑作。ウディ・アレンは「最も好きで、最も影響を受けた映画」と語っている。

冬の光

1963年/スウェーデン/モノクロ/86分
監督・脚本:イングマール・ベルイマン
音楽:J・S・バッハ 
出演:グンナール・ビョーンストランド マックス・フォン・シドー イングリッド・チューリン
1963年度OCIC国際カトリック映画局 グランプリ
第8回ウィーン宗教映画週間 最優秀外国映画賞

信仰に疑念を抱いた牧師の苦悩を通して「神の不在」を描いた、ベルイマンの自伝的要素の濃い入魂の名編。新聞で中国の核開発を知った男が終末への恐怖から自殺。牧師は何もできずにただ祈るのみだ。神は何故沈黙したままなのか?教会の中で時間とともに変化する細やかな光が見事に表現されている。

処女の泉

1960年/スウェーデン/モノクロ/89分
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:ウッラ・イーサクソン 
撮影:スヴェン・ニクヴィスト 
出演:マックス・フォン・シドー ビルギッタ・ヴァルベルイ
第33回アカデミー賞 外国語映画賞
第17回ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞
1961年度キネマ旬報 外国語映画ベストテン第1位

可憐な少女に起こった悲劇と、残された父親の痛烈な復讐を描く。北欧の清らかな光と影のコントラストが絶品。黒澤明監督を敬愛するベルイマンが、『羅生門』の影響を受けて誕生させた珠玉の名作。フランソワ・トリュフォーが高く評価した役者への演出の素晴らしさが見事に結実した、ベルイマン監督の代表作。

夏の遊び

1951年/スウェーデン/モノクロ/89分
監督:イングマール・ベルイマン
脚本:ウッラ・イーサクソン 
撮影スヴェン・ニクヴィスト 
出演:マックス・フォン・シドー ビルギッタ・ヴァルベルイ
ジャン=リュック・ゴダールが絶賛したベルイマン初期の傑作。学生時代に書いた小説「マリー」をベルイマンが自ら脚色し、プリマ・バレリーナの過去の苦い恋を描く。後の『野いちご』を想わせるフラッシュバックを使用。日記をもとに回想する主人公が、現在と過去を行き来しながら最後に未来への答えを見つけだす。

夏の夜は三たび微笑む

1956年カンヌ国際映画祭 詩的ユーモア賞 パルムドール ノミネート
1956年英国アカデミー賞 作品賞 男優賞 女優賞 ノミネート

1955年/スウェーデン/モノクロ/90分
監督・原案:イングマール・ベルイマン
脚本:イングマール・ベルイマン ヘルヴェット・グレヴェーニウス
出演:マイ・ブリット・ニルソン ビルイェル・マルムステーン アリフ・シェリーン
20世紀初頭の北欧を舞台に、白夜のなか複数の男女入り乱れる恋を描いた軽妙なタッチのコスチューム・プレイ。ベルイマン作品には珍しいエロティックな喜劇だが、緻密な構成、見事なショットの構図、充実した俳優らの演技力など作品の完成度が高く評価された。1973年にはブロードウェイでミュージカル化された。