環境(映画配給)

鉱毒悲歌

煙害で枯れた足尾の山
煙害で枯れた足尾の山
 
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田中正造と最後まで行動を共にした島田宗三さん
制作委員会:谷 博之/猪瀬建造/野添嘉久 山崎守邦/岸 博明/石川征子
撮影スタッフ:宮島義勇/趙 根在/中村和夫
ナレーター:辻萬長  録音:櫂の会  資料提供:下野新聞
協力:谷中村強制破壊を考える会/谷中村遺跡を守る会
1974年~1979年ごろまでの制作参加者:相ケ瀬好郎/宇塚昭二/柳田幸恵
滝田香代子/谷 博之 
蘇る『鉱毒悲歌』制作委員会:小川修二(㈱歩行社)/鎌田泰二・鎌田篤子(和紙あかりアート和灯屋)/坂本道子(㈲アートセンターサカモト)/武井貴志(㈱テイクス設計事務所)/戸崎嘉博(㈱プロテック)

 
日本最初の公害事件足尾銅山鉱毒事件。製作開始から40年、幻の記録映画が甦る!
田中正造による告発で知られる栃木県渡良瀬川の足尾銅山鉱毒事件。煙害で消滅した松木村農民の話、雲竜寺に佇む坑夫の墓、住職が語る強制連行の話。銅山閉山後も続く珪肺病患者の闘い。さらに渡良瀬川下流、谷中村の芦原に佇む旧谷中村の墓地、その遺跡を守ろうとする人たちの活動、葦刈り権を巡る旧谷中村村民と周辺農民の争い、津軽海峡を渡り、北海道佐呂間に移住していった農民とその子孫の苦闘の姿を、カメラは淡々と追い続ける。最後まで田中正造と行動を共にした島田宗三さんのインタビューは貴重な記録である。谷中村農民に思いを寄せる田中正造の姿が伝わってくる。

こつなぎ

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企画制作:菊地文代 監督:中村一夫 撮影:前島典彦 語り:すま けい
記録資料 撮影:菊地周 スティル撮影:川島 浩 インタビュー録音:篠崎五六
制作:㈱周

文化庁映画賞優秀賞受賞
1960~2009年/日本/モノクロ+カラー/120分/DVカム
大正時代に始まる岩手県小繋地域の入会権裁判の記録と、現在の暮らしを軸に展開する本作は、東北農民の暮らしを描き、大正から平成に至る日本の軌跡をあぶりだし、裁判の記録から飛躍して、生活する事を根源的に問いかけた深遠なドキュメントである。小繋裁判は、<社会的共通資産>(コモンズ)を提唱する宇沢弘文教授や戒能通孝教授らに支援され、同理論を提唱したエリノア・オストロム教授には、後の2009年にノーベル経済学賞が授与されている。3,11後、地域社会の大切さが見直されているが、本作はそれを守ろうとした気高い人々の物語である。

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