や行の作品一覧

夕凪の街 桜の国

yuunagi

監督:佐々部 清
原作:こうの史代(第9回手塚治虫文化賞新人賞 平成16年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞)
出演:田中麗奈 麻生久美子 中越典子 藤村志保 堺正章
第32回報知映画賞主演女優賞/第81回「キネマ旬報」ベストテン第9位/
第62回毎日映画コンクール主演女優賞/第50回ブルーリボン賞主演女優賞/第17回日本映画批評家大賞作品賞・審査員特別賞

2007年/日本/カラー/118分/35mm・16mm・DVカム・DVD
 
原爆投下から13年後の広島で原爆症発症の恐怖を抱える皆実と、現代に生きる皆実の弟の娘七波の2人の女性を通して、原爆の悲劇と生きる喜びを描く。

ゆずり葉の頃

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監督:中 みね子 音楽:山下洋輔  劇中画:宮 正明 
出演:八千草薫 仲代達矢 岸部一徳 風間トオル
   竹下景子 六平直政 嶋田久作 本田博太郎
プロデューサー:持田郁夫 撮影:瀬川龍 編集:川島章正 照明:原由巳 
録音:藤丸和徳 
整音:瀬川徹夫 美術:小林真木 題字:浅井竜介 助監督:酒井長生
製作プロダクション:岡本みね子事務所・仕事 
製作協力:喜八プロダクション・無名塾・柊企画・ゴールフェイス
モスクワ国際映画祭2014特別招待作品
2014年/日本/ビスタ/デジタル/©岡本みね子事務所/102分/DCP・ブルーレイ・DVD
 
海外で商社に勤める進が帰国した。着物の仕立てをしながら一人で暮らす母の市子は旅に出ている。進は、理由も語らず一人旅に出た母を気にかけ、旅先と聞いた軽井沢へと後を追う・・。市子を演じるのは八千草薫。市子が想いを寄せる高名な画家に仲代達矢、息子の進に風間トオル、市子を温かく迎える喫茶店のマスターに岸部一徳。さらに、竹下景子、本田博太郎、嶋田久作など実力派俳優が集結。音楽は日本を代表するジャズピアニスト・山下洋輔。撮影に瀬川龍(『しあわせのパン』)、編集に川島章正(『おくりびと』)と、一流スタッフが参加。物語の核となる劇中画は、現代日本美術界を牽引する宮廻正明(東京藝術大学大学院教授)が本作のために描き、華を添える。そして監督の中みね子は撮影当時76歳。岡本喜八監督のプロデューサーとして、『肉弾』『大誘拐』など数々の傑作・名作を世に送り出してきた岡本みね子が、喜八監督亡き後、新たな<映画人生>の第一歩として、旧姓で監督に挑戦した意欲作である。

UFO少年アブドラジャン

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監督:ズリフィカール・ムサコフ
1992年/ウズベキスタン/カラー/スタンダード/モノラル/88分/35mm・DVD
 
ウズキスタンの農民バザルバイが<惑星αβツェントリオン>から来た少年を、アブドラジャンと名づけ、息子として家に連れ帰ると、奇妙な現象が次々に起こる。長閑な風景に繰り広げられる騒動。チープな手作りSFと村民の姿は、精緻な映画を見慣れた目には新鮮で、温かさと素朴な笑いを呼び起こしてくれる。

よりよき人生


yoriyoki
  パンドラ創立31周年特集上映~時代とともに~
 (2018年9月15日(土)~10月12日(金) 新宿K’s cinema)内にて上映予定です
 【上映日時】9月20日(木)14:30~|10月5日(金)14:30~|10月11日(木)10:00~

監督 セドリック・カーン 出演 ギョーム・カネ レイラ・ベクティ
ローマ国際映画祭2011最優秀主演男優賞受賞/2011年東京国際映画祭正式出品作
2011年/仏・加/111分/35mm・DVD
 
シェフを目指す35歳のヤン(ギョーム・カネ)は、採用面接に行ったレストランでナディア(レイラ・ベクティ)と出会う。すぐさま恋に落ちたふたり。ナディアはシングル・マザー。息子で9歳のスリマンとヤンは直ぐに打ち溶け、友達のように仲良くなる。ある日三人で出かけた湖畔で、ヤンは廃屋を見つけ、素敵なレストランになると直観がひらめく。物件を押さえにかかるヤンだが、行動力があっても先立つものがなければ融資も受けられない。2人の手持ち資金は僅かだった―――