◆日向寺太郎　ひゅうがじ・たろう　1965年宮城県生まれ
『誰がために』（2005年）で監督デビュー。フィルモグラフィに『火垂るの墓』（2008年/野坂昭如原作）『生きもの 金子兜太の世界』（2010年/映文連アワードグランプリ）『爆心 長崎の空』（2013年/上海国際映画祭コンペティション部門正式出品）『魂のリアリズム 画家 野田弘志』（2014年）最新作『こどもしょくどう』が来春公開予定。大学卒業後、黒木和雄監督に師事し、『美しい夏キリシマ』でも助監督を務めた。

　◆松田正隆　まつだ・まさたか　1962年長崎県生まれ
劇作家、演出家、マレビトの会代表。94年「海と日傘」で岸田國士戯曲賞、97年「月の岬」で読売演劇大賞作品賞、99年「夏の砂の上」で読売文学賞を受賞。2003年「マレビトの会」を結成。2012年より立教大学映像身体学科教授。『美しい夏キリシマ』では、黒木和雄監督と共に脚本を手掛けた。

　◆中村 和彦　なかむら・かずひこ 1960年福岡県生まれ
フィルモグラフィに『棒　Bastoni』(2001年)「日本代表激闘録」(日本サッカー協会オフィシャルDVD)『プライドinブルー』（2007年/知的障害者サッカー日本代表を追った長編ドキュメンタリー/文化庁映画賞優秀賞）『アイ・コンタクト もう１つのなでしこジャパン ろう者女子サッカー』（2010年）で山路ふみ子映画福祉賞受賞。『MARCH』（2016年/短編ドキュメンタリー）では福島県南相馬市小中学生のマーチングバンドを描きInternational Filmmaker Festival of World Cinema LONDONにて外国語ドキュメンタリー映画最優秀賞、ニース国際映画祭外国語ドキュメンタリー映画最優秀監督賞受賞。2018年夏現在、電動車椅子サッカー日本代表選手たちや周囲の人々を描いた長編ドキュメンタリー映画『蹴る』が完成したばかりである。著書に「アイ・コンタクト」（2011年/岩波書店刊）がある。『アイ・コンタクト』制作時に始めた手話の勉強は継続中。