自由それは私自身


自由それは私自身

副題:評伝・伊藤野枝
著者:井手文子
定価:2500円+税
版型:四六版
ページ数:226頁
ISBN:4-7684-7811-5
本文より:野枝は自由を求めて駆けぬけて生きた。彼女ほどひたむきに自由への渇望 をもちつづけ、自由の実体にせまったひとはまれであった。彼女にとって、自由は けっして観念のものではなく、知識や思想もまた単なる飾り物ではなかった。それら はすべて、内心からわきあがるおもいといつわらない行動を通過してこそ実体をもつ ものであった。