異才の人 木下惠介

異才の人 木下惠介

弱い男たちの美しさを中心に

タイからのたより

著/石原郁子
定価 2200 円+税
四六判/上製/270頁

発行=パンドラ 発売=現代書館 
*「発売=現代書館」をクリックすると、現代書館のホームページにジャンプします

昨年暮れに他界した巨匠木下惠介。監督本人に叱られるつもりで執筆したという、気鋭の渾身の一冊。従来の木下論が触れ得なかった木下映画の〈女性性〉に鋭く踏み込む、その真摯な姿勢が感動的です。
『二十四の瞳』や『喜びや悲しみも幾年月』など、日本映画史上最も広く愛されつづけた作品を発表しながら、一方では決して評価が高まることのなかった作家・木下惠介を知るまたとない一冊となっております。
「兄と少年」「母と息子」「男たちのセクシュアリティ」など、本書が捉える主題が現代的であることも見逃せません。
木下映画の内奥に秘められた〈愛〉の形を探り、木下惠介が描きつづけた「弱く優しい男たち」の世界に肉迫した、他に類のない木下論です。