
1986年 旧ソ連 カラー 135分
冬のモスクワ。妻に夕飯の買い物を頼まれた建築技師マシコフは、「自分のことを異星人だという男がいる」と学生ゲデバンに声をかけられる。だが自称異星人の言葉を信じないマシコフは、男の持っていた「空間移動装置」を押してしまう。瞬間、ふたりは砂漠のど真ん中にワープ。そこはキン・ザ・ザ星雲にあるプリュク星だった。
そこに現れた釣鐘型宇宙船とその乗組員。だが英語もフランス語も通じず、返ってくる答えは「クー」ばかり。ところが、ひょんな偶然からこの星ではマッチがえらい貴重品だと知った二人は、ポケットのマッチを利用して、なんとか地球に帰ろうと画策するが……はたして二人は無事にモスクワに帰ることができるのか。それとも1秒が地球上の半年に値するらしいこの星で、宇宙の浦島太郎として終わるのか?!
本作品は、人から人へとうわさが伝わり、時を経るにつれ、さらに多くの世界中の人々の心をとらえるようになっていったカルトムービーである。完成時の試写では不評だったが、公開されると若者の圧倒的な支持により、ソ連全土で1520万人という驚異的な動員を成し遂げ、1987年にはリオデジャネイロ国際映画祭でグラフィック・コンセプション特別賞を授与されている。日本では1989年に〈ソビエトSF映画祭〉の1本として上映されただけで、いっぺんに観客を魅了した。その後も全世界20カ国あまりに輸出された、カルトムービー史に残る傑作である。
公開年度: |
2001年 |
公開劇場: |
ユーロスペース |
キャスト: |
スタニスラフ・リュプシン |
スタッフ: |
監督 : ゲオルギー・ダネリヤ |