15 KIGAKARI MOVIES

【気がかりな映画特集】

『金子文子と朴烈』、『極私的エロス・恋歌1974』さようならCP』、さらばわが愛、北朝鮮』、『時代革命』、『ショージとタカオ』、『全身小説家』、『太陽 デジタル・リマスター版』、『天上の花』、『独裁者たちのとき』、『ハマのドン』、『暴力をめぐる対話』、『ゆきゆきて、神軍』、『REVOLUTION+1』、『レニ』

[気がかり]=気にかかること。心配。懸念。〈広辞苑〉岩波書店2018年1月12日発行より

3月8日(金)〜14日(木)/22日(金)〜28日(木)

UPLINK 吉祥寺

作品提供:太秦/疾走プロダクション/
「ショージとタカオ」上映委員会/パンドラ

上映作品

  • 金子文子と朴烈

    監督:イ・ジュンイク
    出演:イ・ジェフン/チェ・ヒソ
    2017年/韓国/カラー/129分
    © 2017, CINEWORLD & MEGABOX JOONGANG PLUS M, ALL RIGHTS RESERVED
    提供:太秦+キノ・キネマ 配給:太秦

    朴と共に死ねるなら、私は満足しよう─
    韓国で235万人を動員した、激しくも心揺さぶる真実の物語!

    大正時代の日本に実在した無政府主義者・朴烈と日本人女性・金子文子の愛と闘いを描いた韓国映画。1923年の東京。運命的とも言える出会いを果たした朴烈と金子文子は、唯一無二の同志、恋人として共に生きていくことを決める。しかし、関東大震災の被災による人びとの不安を鎮めるため、政府は朝鮮人や社会主義者らの身柄を無差別に拘束。朴烈、文子たちも獄中へ送り込まれてしまう…。

    ご来場者様に特製ポストカードをプレゼント!
    (数量限定)
  • 極私的エロス・恋歌1974

    監督・撮影:原一男
    1974年/日本/カラー/ドキュメンタリー/98分
    製作・配給:疾走プロダクション

    “極私”の極致へと到達した未踏のドキュメンタリー

    「私にとって映画はコミュニケーションの方法」という原が、かつて一緒に暮らし子どもまでをなした女を追って沖縄へ行き、彼女が自力出産を行なうまでを捉えた作品。「生きることの原点を描ききった」「見る者を強烈にとらえてゆさぶり続ける恐ろしい映画」「真実を見ることの衝撃」などの絶賛を浴び、若者の強烈な支持を集めた。

  • さようならCP

    監督・撮影:原一男 
    1972年/日本/カラー+モノクロ/ドキュメンタリー/82分
    製作・配給:疾走プロダクション

    「そういう形で抑圧してくるのよ、健常者は」。CP(脳性麻痺)者の急進的な団体“青い芝”の人々の生活と思想をカメラに収めた、原一男監督の第一作!

    「障害者だからといって自ら片隅でこっそりする生き方は、障害者差別を容認することになる」と考え、その不自由な体を積極的に人前にさらしていく“青い芝”の人びとの姿をカメラは追う。「私自身の〈関係の変革〉というテーマをベースにして、被写体=演じる者を、撮る側にどこまで見ることに耐えられるかを賭けてみたかった」(原一男)

  • さらばわが愛、北朝鮮

    監督:キム・ソヨン 配給:パンドラ
    2017年/韓国/カラー/デジタル/80分

    第42回モントリオール世界映画祭ワールド・ドキュメンタリー部門他多数正式出品

    1950年代に モスクワ国立映画大学に留学した北朝鮮の若者8人 母国に戻らず ソ連に亡命した その望郷の思いとは―

    1952年に、北朝鮮から8人の若者がモスクワの全ソ国立映画大学に留学したが、当時の金日成政権を批判して、北朝鮮に帰らず、1958年、ソ連に亡命した。チェ・クッキンは映画監督になり、ハン・デヨン(後に改名してハン・ジン)は中央アジアに居住する朝鮮民族のための<高麗劇場>の作家となった。50年以上に渡り、カザフスタンを始め広大なユーラシア大陸の、さまざまな土地での彼らの活動と現在を追う。

  • 時代革命

    監督:キウィ・チョウ
    2021年/香港/カラー/ドキュメンタリー/158分
    © Haven Productions Ltd. 配給:太秦
    2021金馬奨最優秀ドキュメンタリー賞

    牙をむき出した権力に、自由は傷だらけになって立ち向かう。
    香港人の自由と民主主義への闘いを描いた衝撃作

    2019年、香港で起きた民主化を求める大規模デモ。発端は犯罪容疑者の中国本土引き渡しを可能にする、逃亡犯条例改正案が立法会に提出されたことだった。10代の少年、若者たち、飛び交う催涙弾、ゴム弾、火炎瓶……最前線を中心に、壮絶な運動の約180日間を多面的に描き出す。デモには香港の人口の約3割を占める約200万人(主催側発表)が参加。カンヌ国際映画祭などでサプライズ上映され、各国で深いインパクトを与えた作品。

  • ショージとタカオ

    監督:井手洋子
    登場人物:桜井昌司/杉山卓男
    配給:「ショージとタカオ」上映委員会 
    2010年/日本/ドキュメンタリー/158分

    • 第84回キネマ旬報ベストテン文化部門第一位/2011年文化庁映画賞大賞
    • 第66回毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞
    • 2011年釜山国際映画祭アジア部門最優秀ドキュメンタリー映画賞

    めげない・あきらめない・
    立ち止まらない。
    布川事件で奪われた29年。
    人生のリターンマッチ!

    えん罪事件として知られる<布川事件>の元被告人、桜井昌司と杉山卓男の釈放後の日々と、再審請求活動を15年間に渡り追ったドキュメンタリー。

  • 全身小説家

    監督・撮影:原一男
    出演:井上光晴/埴谷雄高/瀬戸内寂聴/野間宏
    1994年/日本/カラー/ドキュメンタリー/157分
    製作・配給:疾走プロダクション

    キネマ旬報ベストテン1位・監督賞/毎日映画コンクール日本映画大賞 他多数

    約40年にわたり〈創作=小説〉と格闘したひとりの小説家の「虚構と真実」

    小説「地の群れ」などで知られる、作家・井上光晴の生を描く長編ドキュメンタリー。インタビューを中心とする従来通りの記録映画的な部分と「イメージ篇」と名付けられた一種のドラマを交えて綴られる。完成まで5年もの歳月を費やした原一男の意欲作。94年の日本映画各賞を総なめにした。

  • 太陽 デジタル・リマスター版

    監督:アレクサンドル・ソクーロフ
    出演:イッセー尾形/佐野史郎/桃井かおり 
    2015年/露・伊・仏・スイス/カラー/110分

    2015年サンクトペテルブルク国際映画祭グランプリ他多数

    昭和天皇裕仁が、第二次世界大戦の敗戦直前の御前会議から、占領軍の総司令官マッカーサーと会見し、人間宣言を決断するまでを描いた<権力の4部作>第3作。神と崇められた天皇が、人間として歩み始めようとしていた瞬間を、慈しみを込めて繊細に描き出した傑作。

  • 天上の花

    監督:片嶋一貴 
    出演:東出昌大/入山法子
    2022年/日本/カラー/PG12/125分
    ©2022「天上の花」製作運動体 配給:太秦

    萩原朔太郎の娘・萩原葉子の小説「天上の花―三好達治抄―」の映画化
    戦争に翻弄されつつ、詩と愛に葛藤しながら懸命に生きた者たちへの鎮魂歌

    青年・三好達治は、師・萩原朔太郎の末妹・慶子に思いを寄せるが拒絶される。日本が戦争へとひた走る頃、達治の戦争を賛美する詩は反響を呼び、彼は国民的詩人へと押し上げられてゆく。十数年後、慶子が夫と死別したことを知った三好は、妻子と離縁し彼女と結婚。太平洋戦争の真っただ中、三好と慶子は越前三国でひっそりと新婚生活を送り始めるが、潔癖な人生観を持つ三好は、奔放な慶子に対する一途な愛と憎しみを制御できなくなっていく…。

  • 独裁者たちのとき

    監督・脚本:アレクサンドル・ソクーロフ
    出演:ヒトラー・スターリン・・チャーチル・ムッソリーニ(全員本人 ※アーカイヴ映像)
    2022年/ベルギー語・ジョージア語・伊語・仏語・独語・英語・露語/78分

    2022年ロカルノ国際映画祭最優秀作品賞候補他多数

    ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニ──
    いま、20世紀の亡霊たちが世界を覆い尽くす!!

    深い霞に覆われた色のない廃墟の中で蠢く男達。ヒトラー、スターリン、チャーチル、ムッソリーニ。第二次世界大戦時に世界を牛耳っていた独裁者達だ。煉獄の晩餐が始まると、お互いの悪行を嘲笑、揶揄し、己の陶酔に浸っている。〈地獄〉のようなこの場所で〈天国〉へと続く扉が開くのを待っているのだろうか…。圧倒的な映像、震撼する音響と共に描く新しい史劇の誕生‼くしくも、ロシアによるウクライナ侵攻の年に完成した本作は物議を醸し、カンヌ国際映画祭でのお披露目は数時間前に中止になった。

  • ハマのドン

    監督:松原文枝 ナレーション:リリー・フランキー
    2023年/日本/カラー/100分
    ©テレビ朝日 配給:太秦

    カジノ誘致阻止に向けて決戦の場となった横浜市長選。
    “ハマのドン”こと藤木幸夫が御年91歳で人生最後の闘いに打って出る!

    2019年8月、歴代総理経験者や自民党幹部、山口組三代目組長ともつながりがある保守の重鎮、藤木幸夫がカジノを推し進める政権中枢に対して真っ向から反旗を翻した。藤木が賭けたのは、住民投票を求める署名を法定数の3倍をも集めた市民の力。本来の“保守”とは何か、人心を動かすとはどういうことか。社会のありよう、メディアの在り方、民主主義とは何かを問いかける。

  • 暴力をめぐる対話

    監督:ダヴィッド・デュフレーヌ
    2020年/フランス/カラー/ドキュメンタリー/93分
    © Le Bureau - Jour2Fête – 2020 配給:太秦

    カンヌ国際映画祭2020「監督週間」選出

    その「正義」について問いかける

    2018年.地方都市から瞬く間にフランス全土へ広がり、政権に異を唱えた市民活動”黄色いベスト運動”。社会的不平等への怒りと不満が高まるにつれ抗議はときに破壊行為へと激化。2019年にはパリで200人以上が拘束された。デモへの抑圧、死傷者を生む凄惨な武力鎮圧。はたしてその「暴力」は正当な行為だったのか?市民や警察、弁護士、社会学者、心理セラピストら24名と対話し、疑問を語り合いながら、正義と呼ばれる「暴力」について考察する。

  • ゆきゆきて、神軍

    監督・撮影:原一男
    出演:奥崎謙三
    1987年/日本/カラー/ドキュメンタリー/122分
    配給:疾走プロダクション

    • キネマ旬報ベストテン第2位(第61回)
    • 毎日映画コンクール 日本映画優秀賞、監督賞、録音賞(第42回)他多数

    日本映画界が震撼!
    天皇の戦争責任に迫る過激なアナーキスト・奥崎謙三を追った衝撃の作品!

    神戸市で妻とバッテリー商を営む奥崎謙三は、たったひとりの「神軍平等兵」として、”神軍”の旗たなびく車に乗り、今日も日本列島を疾駆する。生き残った元兵士たちの口から戦後36年目にしてはじめて、驚くべき事件の真実と戦争の実態が明かされる…。平和ニッポンを鮮やかに過激に撃ち抜いた原一男渾身の大ヒット・ドキュメンタリー。

  • REVOLUTION+1

    監督・脚本:足立正生
    音楽:大友良英
    出演:タモト清嵐/岩崎聡子
    2022年/日本/カラー/75分
    ©REVOLUTION +1 Film partners 配給:太秦

    あの“衝撃の事件”を基に 日本が誇る稀代のシュールレアリスト足立正生監督が描く─

    『赤軍派 PFLP 世界戦争宣言』『略称連続射殺魔』などで知られる足立正生監督が、安倍晋三元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者をモデルに描いた作品。山上容疑者の犯行を人はテロと呼び、民主主義への最大の挑戦と呼んだ。しかし、それは本質をついているだろうか?

  • レニ

    監督・脚本:レイ・ミュラー
    1993年/ドイツ∔ベルギー/カラー/188分
    ©OMEGA FILM GmbH/NOMAD FILMS 1993 提供:パンドラ+ワコー 配給:パンドラ

    94年サンフランシスコ国際映画祭ゴールデン・ゲイト賞他多数

    レニ・リーフェンシュタールは世界映画史上に燦然と輝く1936年ベルリン。オリンピック大会の記録映画『オリンピア』や、ナチ党大会の記録映画『意志の勝利』を監督した独人女性。彼女の波乱に富んだ101年の人生を余すことなく描いた衝撃のドキュメンタリー。

トークイベント

※いずれも上映終了後

日付 上映作品 トーク内容
3/9(土)『さようならCP』
対談
北村匡平さん(映画研究者・批評家)×原一男監督
3/9(土)『ゆきゆきて、神軍』
対談
阪本順治さん(映画監督)×原一男監督
3/10(日)『極私的エロス・恋歌1974』
対談
井上淳一さん(脚本家・映画監督)×原一男監督
3/10(日)『全身小説家』
対談
荒井晴彦さん(脚本家・映画監督)×原一男監督
3/23(土)『REVOLUTION+1』
対談
鈴木エイトさん(ジャーナリスト/作家)×足立正生監督
3/23(土)『天上の花』寺脇研プロデューサー
3/24(日)『ハマのドン』松原文枝監督
3/24(日)『独裁者たちのとき』梶山祐治さん(ロシア・ウクライナ・中央アジア映画)

上映スケジュール

※具体的な時間はまだ出ていません
※タイムテーブル詳細は追ってご案内致します

3/8(金)REVOLUTION+1時代革命
3/9(土)さようならCP
トーク予定
ゆきゆきて、神軍
トーク予定
3/10(日)極私的エロス・恋歌1974
トーク予定
全身小説家
トーク予定
3/11(月)さらばわが愛、北朝鮮ショージとタカオ
3/12(火)暴力をめぐる対話金子文子と朴烈
3/13(水)さようならCP全身小説家
3/14(木)極私的エロス・恋歌1974ゆきゆきて、神軍
3/22(金)レニ
3/23(土)REVOLUTION+1
トーク予定
天上の花
トーク予定
3/24(日)ハマのドン
トーク予定
独裁者たちのとき
トーク予定
3/25(月)太陽金子文子と朴烈
3/26(火)暴力をめぐる対話時代革命
3/27(水)独裁者たちのときショージとタカオ
3/28(木)ハマのドン天上の花

料金

当日一般 1,500円(税込)
シニア(60歳以上) 1,300円
ユース(19歳以上22歳以下) 1,100円
アンダー18(16歳以上18歳以下) 1,000円
ジュニア(15歳以下) 800円
★リピーター割引 1,000円
※劇場窓口にて本特集上映作品のチケット半券をご提示ください。

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