こつなぎ〜山を巡る百年物語〜


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企画制作:菊地文代 監督:中村一夫 撮影:前島典彦 語り:すま けい
記録資料 撮影:菊地周 スティル撮影:川島 浩 インタビュー録音:篠崎五六
制作:㈱周

文化庁映画賞優秀賞受賞
1960~2009年/日本/モノクロ+カラー/120分/DVカム
大正時代に始まる岩手県小繋地域の入会権裁判の記録と、現在の暮らしを軸に展開する本作は、東北農民の暮らしを描き、大正から平成に至る日本の軌跡をあぶりだし、裁判の記録から飛躍して、生活する事を根源的に問いかけた深遠なドキュメントである。小繋裁判は、<社会的共通資産>(コモンズ)を提唱する宇沢弘文教授や戒能通孝教授らに支援され、同理論を提唱したエリノア・オストロム教授には、後の2009年にノーベル経済学賞が授与されている。3,11後、地域社会の大切さが見直されているが、本作はそれを守ろうとした気高い人々の物語である。

パンフレット販売中

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ドキュメンタリーカルチャーマガジン「neoneo」掲載 弊社代表 中野理惠の連載
「すきな映画を仕事にして」第61話 62話で『こつなぎ〜山を巡る百年物語〜』に触れています
●第61話 「こつなぎ」との出会い
●第62話 最終話 最近の配給作品のことなど

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